京都歳時記-イベント情報

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2020/07/01祇園祭の主な関連行事
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例年であれば日本三大祭のひとつ祇園祭に関するさまざまな祭礼や行事が行われ京都は祇園祭一色となるのだが、最大の見どころ山鉾巡行が今年は新型コロナウイルスの感染対策の一環として中止になったのは残念である。 
なお7月1日〜7月31日までの祇園祭関連行事は末尾に記載の通りであるが、その他の祭事とも流動的なので直前に実施の有無、変更などを確認されることをお勧めする。


1日〜18日  吉符入り【各山鉾町】
神事始めで各山鉾町内は収蔵庫を開いて、町の会所に集まり打ち合わせを行い祭の無事を祈願する。

1日 10時 長刀鉾町お千度【八坂神社】
祇園祭山鉾巡行の先頭を行く長刀鉾町の役員たちが、選ばれた稚児とともに八坂神社に参拝する。
お祓いを受けて、神事の無事を祈願する

2日 10時 くじ取り式【京都市役所市会議場】
前祭と後祭の山鉾巡行の順番を、市長立会いのもとにくじを引いて決める。

5日 15時30分頃 長刀鉾稚児披露【長刀鉾町】

10日 お迎え提灯と神輿洗い【八坂神社】
お迎え提灯は神輿洗いの神輿を迎えるために、氏子区内を提灯で練り歩く。神輿洗いは17日の神幸祭に渡御する3基の神輿のうち、中御座の神輿を松明で先導しながら、四条大橋まで運ぶ。祇園祭の神輿が鴨川の水で洗い清められる。神官が鴨川の水を汲み上げ、榊の枝にふくませて神輿にそそぎ清める。

16時30分〜21時   お迎え提灯(八坂神社石段下〜河原町通り〜寺町通〜八坂神社)
20時〜20時30分   神輿洗式【四条大橋】

10日〜14日 前祭の山鉾建て【各前祭山鉾町】
山鉾巡行を目前にして、山鉾町ごとに山の組み立てが始まる。鉾建ては釘を使わず伝統の縄締めの技法で組み立てる。

12日〜13日 前祭の山鉾曳き初め・舁き初め【前祭山鉾町】 
各鉾が子供たちを交えた町内の人々の手により、町内付近を試し曳される。

13日 11時 長刀鉾稚児社参【八坂神社】
   14時 久世駒形稚児社参【八坂神社】
祇園祭の祭儀に最も重要なのは神霊をうつす神輿で、重要な役割を担うのが、神の代理と考えられる稚児である。この日、稚児は立ち烏帽子、水干姿で従者を従え、白馬に乗ってお参りする。

14日〜16日 前祭 宵山・屏風祭【各山鉾町】
各鉾町山町では、町会所に人形をまつり、胴掛け、見送りの懸装品などを飾り、夕暮れとともに駒形提灯に灯が入る。また町内の旧家では伝来の屏風などを表の間に飾りつける。

15日 生間流式包丁奉納  10時  八坂神社
15日 伝統芸能奉納   15時〜18時 八坂神社
15日 宵宮祭      20時   八坂神社
16日 献茶祭      9時  八坂神社
16日 石見神楽     18時30分(予定)〜八坂神社能舞台
16日 宵宮神賑奉納行事  夕刻〜  八坂神社石段
16日 日和神楽      21時〜23時   山鉾町〜四条御旅所〜八坂神社
17日 前祭 山鉾巡行  9時〜14時ごろ 四條烏丸→河原町通→御池通
祇園祭とはこの山鉾巡行のことと思われるほど、祭りの中心行事で最大のみどころである。
17日 くじ改め   9時10分 【四条堺町】
17日 神幸祭    16時〜  【八坂神社】
17日 神輿渡御   18時〜  【八坂神社石段下〜四条御旅所】

祗園祭の最も重要な神事。祭典の後、久世駒形稚児が先に立ち、中御座、東御座、西御座の3基の神輿と子供神輿が順に神社を出発する。氏子内を巡行し御旅所に渡御する。

18日〜21日 後祭 山鉾建て  各後祭【山鉾町】
20日〜21日 後祭 山鉾曳初め・舁き初め【同上】
21日〜23日 後祭 宵山・屏風祭【各山鉾町】
23日   煎茶献茶祭  9時【八坂神社】
23日   琵琶奉納    13時(予定)【八坂神社能舞台】
24日    後祭 山鉾巡行 9時30分〜12時ごろ 【烏丸御池→河原町通→四条通】
24日   花傘巡行   10時〜【八坂神社石段下→寺町通→河原町通→八坂神社】

花傘巡行は、24日に行われていた祇園祭の後祭が17日の前祭りに統一されたために昭和41年(1966)から始まったものだが、今後も継続的に行われる。

24日 還幸祭 17時ごろ〜【四條御旅所→ 八坂神社】
神楽3基が、四條御旅所を発ち、氏子町内を巡行する。三条御供社において祭典を行い21時すぎに本社に還幸する。

25日  狂言奉納 11時(予定)【八坂神社能舞台】
28日   神輿洗い式    20時〜  【四條大橋】
10日の神輿洗いと同様に、神輿を洗い清めたあと格納される。
31日  疫神社夏越祭  10時〜 疫神社 (八坂神社境内)
疫神社に大茅輪を設けて行われる。この神事で祇園祭のすべてが終了する。

なお一般的な内容は京都市観光協会(075−213−1717)、やや専門的な内容は山鉾連合会(075―-223―-6040)に問い合わせるとよい。              

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