- 2016/07/01祇園祭
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- 今月のハイライトはなんと言っても日本三大祭のひとつ祇園祭である。この時期に欠かせない料理が鱧料理ということで、祇園祭は鱧祭(はもまつり)とも呼ばれる。7月1日から7月31日まで1ヶ月間にわたって多彩な行事が行われ、京の夏を華やかに盛りあげる。一昨年から後祭の復活により、山鉾巡行が前祭(7月14日)と後祭(7月24日)の2回にわたって行われそれぞれのコースが異なることに留意。
■祇園祭の主な関連行事■
☆1日〜 吉符入り(各山鉾町)
神事始めで各山鉾町内は収蔵庫を開いて、町の会所に集まり打ち合わせを行い祭の無事を祈願する。
☆1日 長刀鉾町お千度 10時(八坂神社)
祇園祭山鉾巡行の先頭を行く長刀鉾町の役員たちが、選ばれた稚児とともに八坂神社に参拝する。
お祓いを受けて、神事の無事を祈願する。
☆2日 くじ取り式 10時(京都市役所)
前祭と後祭の山鉾巡行の順番を、市長立会いのもとにくじを引いて決める。
☆10日 お迎え提灯と神輿洗い(八坂神社)
お迎え提灯は神輿洗いの神輿を迎えるために、氏子区内を提灯を立てて練り歩く。
神輿洗いは17日の神幸祭に渡御する3基の神輿のうち、中御座の神輿を松明で先導しながら、四条大橋まで運ぶ。
祇園祭の神輿が鴨川の水で洗い清められる。神官が鴨川の水を汲み上げ、榊の枝にふくませて神輿にそそぎ清める。
お迎え提灯 16時30分〜21時 (八坂神社→市役所→八坂神社)
神輿洗 20時〜20時30分 四条大橋
☆10日〜14日 前祭の山鉾建(各山鉾町)
山鉾巡行を目前にして、山鉾町ごとに山の組み立てが始まる。鉾建ては釘を使わず伝統の縄締めの技法組み立てる。
☆12日〜14日 前祭の山鉾曳き初め(各山鉾町)
各鉾が子供たちを交えた町内の人々の手により、町内付近を試し曳される。
☆13日 長刀鉾稚児社参 11時 八坂神社
☆13日 久世駒形稚児社参 14時 八坂神社
祇園祭の祭儀に最も重要なのは神霊をうつす神輿で、重要な役割を担うのが、神の代理と考えられる稚児である。この日、稚児は立ち烏帽子、水干姿で従者を従え、白馬に乗ってお参りする。
☆14日〜16日 前祭 宵山・屏風祭(各山鉾町)
各山鉾町では、町会所に人形をまつり、胴掛け、見送りの懸装品などを飾り、夕暮れとともに駒形提灯に灯が入る。また町内の旧家では伝来の屏風などを表の間に飾りつける。
☆15日 伝統芸能奉納 15時〜18時(八坂神社能舞台)
☆16日 献茶祭 9時(八坂神社)
☆16日 岩見神楽 18時30分〜(予定)
☆16日 宵宮神賑奉納行事 夕刻〜 (八坂神社石段下四条通)
☆17日 前祭 山鉾巡行 9時〜13時ごろ 四條烏丸→河原町通→御池通
祇園祭とはこの山鉾巡行のことと思われるほど、祭りの中心行事でみどころ。
☆17日 神幸祭 16時 (八坂神社)
☆17日 神輿渡御 18時〜 (八坂神社→四条御旅所)
祗園祭の最も重要な神事。祭典の後、久世駒形稚児が先に立ち、中御座、東御座、西御座の3基の神輿と子供神輿が順に神社を出発する。氏子内を巡行し御旅所に渡御する。
☆18日〜21日 後祭 山鉾建て(各山鉾町)
☆20日〜21日 後祭 山鉾曳き初め(各山鉾町)
☆21日〜23日 後祭 宵山・屏風祭(各山鉾町)
☆23日 煎茶献茶祭 9時(八坂神社)
☆23日 琵琶奉納 13時(予定)(八坂神社能舞台)
☆24日 後祭 山鉾巡行 9時30分〜12時ごろ 烏丸御池→河原町通→四条通
☆24日 花傘巡行 10時〜 八坂神社石段下→寺町通→市役所前→八坂神社
花傘巡行は、24日に行われていた祇園祭の後祭が17日の前祭りに統一されたために昭和41年(1966)から始まったものだが、今後も継続的に行われる。
☆24日 還幸祭 17時ごろ〜 四條御旅所→ 八坂神社
神楽3基が四條御旅所を発ち氏子町内を巡行する。三条御供社において祭典を行い21時すぎに本社に還幸する。
☆25日 狂言奉納 13時(予定)(八坂神社能舞台)
☆28日 神輿洗い式 20時30分(四條大橋)
10日の神輿洗いと同様に、神輿を洗い清めたあと格納される。
☆31日 夏越祭 10時〜 (疫神社(八坂神社境内))
疫神社に大茅輪を設けて行われる。この神事で祇園祭のすべてが終了する。
八坂神社 電話 075−511−6155
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