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東南アジア言語学科タイ語専攻講師 一宮孝子
1994 年大阪外国語大学タイ・ベトナム語学科卒業。
1996 年同大学修士課程修了。
1996 年〜 97 年タイ王国チュラーロンコーン大学留学。本校創立時から常勤講師を務める。
2003 年から日本タイクラブ理事。
著書/『日・タイ表現例文集』(共著・大阪外国語大学)、
『ゴーガイ:タイ文字の読み書き』(共著・東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所) |
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タイ語学習経験者は、タイ語がいかに難しい言葉かを知り、挫折することが多い。この理由としては、 |
会話においては、発音の難しさが挙げられる |
1.声調 |
タイ語における5つの声調があり、その違い。 |
2.頭子音 |
帯気音、不帯気音の違い。 |
3.母音 |
日本語にない母音が多い。 |
4.末尾子音 |
日本語にない末尾子音が殆どで、自身が発音することも、発音されたものを聞き取ることも難しい。 |
「読む」「書く」については、次のようなところが難点となることが多い |
1.単語
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タイ文字を一通りおぼえたとしても、単語においては、外来語などの例外語が多い。 |
2.文章 |
単語毎の分かち書きをしないために、文章の中でどこに切れ目があるか分かり難い。 |
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語学スクール・大学
以上に挙げたような、タイ語学習経験者にとって、週に一回程度の語学スクールに通ったとしても、授業時間が短く、かなり熱心に家庭学習を行わない限り、語学力の積み重ねていくことが難しく、長年学習しても大きな成果や満足が得られにくくなる。
大学の授業についても選択科目の授業であれば、週1〜2回の授業という点については語学スクールと大差ない。ただ、講師については、語学スクールではネイティヴが担当し、大学では学問的知識を持った日本人が担当する場合が多い。
本校(京都外国語専門学校)のタイ語教育の特徴
本校では下記のような、カリキュラム、講師でタイ語学習を行うため、「読む」「書く」「話す」「聴く」の能力が総合的に養われる。 |
1.学習時間の多さ |
その多さは大学のタイ語専攻よりも遙かに多い。学校に通っている限り、一日3時間はタイ語にふれることになる。 |
2.講師と担当科目については、「読む」「書く」、文法事項等は、タイ語教授経験豊富な日本人講師が主に担当 |
日本人講師は、自らがタイ語を外国語として習得した経験があるため、学習者が苦労する点を自身の体験から理解することができるため、的を得た説明ができる。
一方、「話す」「聴く」については、ネイティヴの講師による“生”のタイ語にふれる必要があるため、ネイティヴの講師が担当する。
本校の日本人、タイ人いずれの講師も、語学スクール、大学での教授経験を持っている。 |
3.少人数クラス |
さらに、クラスの人数が少ないため、講師が各人の弱点などを把握し、きめ細かに対応できる。 |
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