2008年11月20日 (ベトナム編)ベトナム教師の日

 今日11月20日は、ベトナム教師の日。教育界で活動する人々に敬意を払うために設けられています。学生達は先生のもとを訪れ、日頃の教導への謝意を表す為に、花束などのちょっとした贈り物をします。今教えを受けている先生だけでなく、卒業した学校の先生にも贈り物をします。

 ベトナムでは殆どの教師の給与が私企業社員のそれよりも低い一方で、社会的評価は高く、とても大事にされています。学究心を持ち、かつ教育熱心な教師は大変な信望を集めることになります。学校教師としての収入が低い一方、夜間・休日などに自宅で私塾を開き、多くの学生を集めて副収入を得る事も一般的です(ベトナムではどの分野の人も本業+副業という形で働いている人が見られます)。私塾で学ぶ学生も、この日にはその先生に贈り物をするのは言うまでもありません。
 
 さて、そのプレゼント、友人から訊いた事のある具体例はというと、花束、ワイン、外国産ウイスキー、手製の薬酒、米、牛肉、ワイシャツ用の生地、スーツ1着分の生地など、贈り手の気持ち(というより経済的事情)によって千差万別。日本だったら「それって賄賂?」と言われかねないのでしょうねー。
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