ベトナムの首都ハノイ市は、8月1日、隣接するハタイ省全域と、ヴィンフック省、ホアビン省のそれぞれ一部を合併し、面積が3.6倍、人口が350万人から620万人へと増加しました。これにより、ベトナム最大かつ南部における中心都市であったホーチミン市と肩を並べる規模の大都市に生まれ変わりました。
乱暴なたとえ話で言うと、東京都に神奈川県全域と、千葉県、静岡県の一部を合併したようなもので… 関西から遠すぎてイメージが出来ませんね…。ここ京都で敢えて言えば、京都府に奈良県全域と、滋賀県、三重県の一部を合併した感じ? あぁ、どっちもイメージがよく分かりませんね、結局。
閑話休題。日本でも地方自治体の合併が一時続きましたが、今回のハノイ市域拡大はそれよりも遙かに規模の大きいものでした。ハノイ市は、市とは言っても日本のそれとは違い、省(日本の都道府県に相当)と肩を並べる中央直轄市なので、要するに県レベルでの合併があったようなものなんです。
こうして市域を拡大して、国際レベルの都市に格上げすると同時に、インフラの整備を急いで海外からの投資をさらに呼び込むなどしてベトナム経済全体の底上げを図るという目的で実行された今回の合併。今後の展開が注目されます。
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