旧暦で正月を祝うベトナム。今年は2月7日が旧暦の1月1日にあたるため、今は年越しの準備のため大わらわ、と言いたい所なのですが、1967〜68年の冬以来となる記録的寒波の影響で、様々な影響が出ているようです。今は既に学校もテト(旧正月)休みに入っているのですが、北部平野地帯では、この1月には気温が7度まで下がったため、小学校が休校になるなどの措置がとられました。これは学校に暖房設備がないために学童の健康が管理できないからというのが理由のようです。そのほかにも、正月を迎えるのに必要な料理などの準備が滞るなど、大きな影響も出ています。 高地では低温と降雪や着氷などにより、農作物への被害や、家畜が凍死するなどの被害も出ているとのこと。おまけに2月もまだ寒さが続きそうだというのだから大変です。 今年の冬は京都でも雪の舞う日が多く、去年に比べるとかなり寒いと言う印象がありますが、亜熱帯のベトナムの冬もかなりのもの。夏の暑さに対応できるよう涼しく作られた家屋では、冬場の室内気温が室外気温とあまり変わらないという恐ろしい現実がありますから、経済的に余裕のある層が暖房器具に関心を抱くのも当然の趨勢といったところなのでしょうねぇ…。
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